Our Factory Information工場案内
はじめに
昭和3年より和紙製造、販売を手掛け、印刷業界では一般に難しいとされる和紙の印刷や加工を得意としています。
外食産業関連商品の箸袋を柱とし、和紙文具オリジナルブランドの「江戸長」を企画製品化し、新提案の和紙ファイルはSP業界より好評を頂いています。
また、主な製品は原料から徹底して環境に配慮し、FSC認証紙や植物油インキなどを多く使用しており、各方面より御支持を頂いています。
日々、弛まぬ商品開発に努め、和紙加工以外でも『他社では真似出来ない商品作り』をスローガンに変化する時代のニーズに迅速かつ的確に反応すべく弾力的な運営を追及しています。
工場長長井 清剛
技術
印刷
紙粉の多い紙、シワの出やすい紙、薄紙などの手間のかかる仕事もしっかりと仕上げます。
和紙の種類は多岐にわたり、奉書紙を中心に美術和紙、写経用紙に使用する薄い紙まで様々です。
「紙は生き物」と言われますが、同じ紙でも季節によりインクの粘度、印刷スピードの調整を行います。
和紙印刷の難しさは洋紙に比べ、紙面が柔らかくピンホールやシワの発生が起こりやすくなります。
弊社の強みとして、製紙メーカーと蜜に情報交換をし、『和紙の持つ美しさ』と、『加工適正の向上』を高い次元でバランスを取っています。
工場内は徹底した湿度管理を行い、いつ御注文を頂いても均一な商品提供を御約束致します。
印刷方法はオフセット印刷をメインとし、和紙の風合いを最大限生かす活版印刷、箔押し加工など様々な業界で御活用頂いています。
印刷職人倉賀野
抜き加工
箸袋開口部の抜き加工をメインとして和紙ファイル、御菓子の小パッケージ等、食に関わる商品が多く抜きカスの付着に最大限の注意を払います。
和紙はパルプ繊維が長く斤量に対し厚みが有り少量を丁寧に加工致します。
洋紙に比べ抜刃の交換サイクルは短くなります。
昨今の和紙ブームにより和文具にも特殊形状の封筒、一筆箋など2次・3次加工を要する商品も多く、従来の加工では実現出来ない商品開発を目指しています。
抜き加工・製袋職人峯
製袋
自社開発により、独自の製品を作成しています。
印刷、抜き加工後の最終工程です。
外食産業用品の加工から、商品の説明書等、幅広く加工を行います。
製袋は小ロットで対応可能な平判製袋を行っております。
抜き加工・製袋職人峯
折り加工
様々な折り加工に対応しています。
折り加工は紙の目が重要となります。
目とは紙の縦横によるパルプ繊維の流れを言い、パルプ繊維の流れと並行に折る事で紙がずれる事無く、正確な寸法出しが可能となります。
箔押し
金箔等の箔押し、型押し等、サイズに合わせ4台の機械で対応しています。
活版印刷
昔ながらの印刷機で、味のある色を表現致します。
同業他社では対応の少ない、最大570mm × 780mmまで印刷可能です。
ぜひ長井紙業にお任せください。
断裁
和紙だけでも100種類以上の紙があり、ご注文のサイズに切り分けます。